伊藤忠商事、IAGのエンジン整備会社に出資へ 少数株主として参画

伊藤忠商事は、IAG Engine Tech(IET)へ出資する。イベリア航空と伊藤忠商事の間で契約を締結した。

IETは、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)内で航空機エンジンの整備を専門に手掛ける会社として今年に設立された。伊藤忠商事による出資は、必要な規制当局の承認と同意を前提に、2027年初頭の完了を見込んでいる。

イベリア航空のマルコ・サンサビーニ会長兼最高経営責任者(CEO)は、「本件は整備事業の変革と長期ビジョン『Flight Plan 2030』の一環。伊藤忠商事の参画により、経験、投資能力、強固な国際的プレゼンスを持つパートナーを迎えることができる」とコメントした。

IETは、50年以上のエンジン整備の実績を持つイベリア・メンテナンスの事業を基盤とし、2027年初頭にマドリードを拠点に整備業務を開始する。V2500、CFM56、PW1100G-JM(GTF)の各エンジンファミリーに加え、今年4月に発表されたCFMのLEAP Premier MROライセンスに基づき、LEAPエンジンの整備も手掛ける。これにより、同エンジンの整備が認められた世界8社のMRO事業者の一つとなる。LEAPエンジンは2035年までに単通路機市場の約70%を占めると見込まれている。

伊藤忠商事は、60か国に約90の拠点を持つ。航空分野では航空機リースや、航空機・エンジンのアフターマーケット事業を手掛けている。すでに航空機リース事業を通じ、イベリア航空やIAGと取引関係にある。