エミレーツ航空、運航能力の96%を回復 混乱期間中に470万人を輸送
ルフトハンザグループは、中東情勢が航空需要と燃油コストの両面に大きな影響を及ぼしていると説明した。
旅客需要については、中東のハブ空港経由を避ける旅行者による需要の取り込みにより、特に3月の座席利用率や収入に好影響を与えた。アジアやアフリカ路線で追加便を運航するなどの対応も行った。プレミアム需要が好調で、収入の増加につながった。
一方、ホルムズ海峡の現在の封鎖により燃料供給が逼迫し、燃油価格が大幅に上昇している。グループの今年の燃油需要は約80%のヘッジが完了しているものの、燃油価格の上昇により、年内の追加コストは17億ユーロに達する見通し。
カルステン・スポアー最高経営責任者(CEO)は「世界全体の航空需要は引き続き高水準にあり、危機の時代においても底堅さを維持している。この状況を踏まえ、ルフトハンザグループは2026年夏も旅行需要が堅調に推移すると見込んでいる」と述べた。
フィル・スタイヒャート最高財務責任者(CFO)は「現在の予約動向に基づけば、燃油価格の高騰分を収入増で徐々に補填できると見込んでおり、特に下半期にその効果が発現するとみている。貨物事業も引き続き好調であり、収益面を下支えしている」とした。
現段階では、いずれのハブ空港でも燃料の供給制限は見込んでいないものの、今年後半の燃料調達能力の低下を追加のリスク要因として注視している。通期の調整後EBITは、前年を大幅に上回る水準を維持する見通し。