香港で止まらない「ちいかわ」人気 日本で品薄の”ドロップシール”を探してみた【レポート】

「ちいかわ」の人気が止まらない。日本ではコラボグッズが発売されるたびに即完売することも珍しくなく、時には長蛇の列までできるほどの定番コンテンツとなっている。

そんなちいかわが、香港でもこの1年ほどで急速に存在感を高めている。展示会や飲食コラボ、限定グッズの展開が相次ぎ、香港がちいかわの海外展開における重要な拠点になりつつあることを印象づけている。2025年夏に香港・尖沙咀のK11 MUSEAで開催された大規模展示会「CHIIKAWA DAYS」では、会期が当初予定から延長されるほどの反響を集めた。尖沙咀東駅の改札でICカードをタッチした際に「チイカワ!」と鳴る演出は、どこかシュールな面白さがあった。

街を歩けばちいかわに当たる

2026年に入っても、その勢いは衰える気配がない。筆者が2月中旬に香港を訪れた際はちょうど春節の時期だったが、街なかには祝いの装飾に混じって、華やかな衣装をまとったキャラクターたちがあちこちに見られた。通りを歩いていても、グッズを身につけたり、ちいかわのパーカーを着た人を老若男女問わず見かけるなど、ちいかわを見ない日はなかったと言える。もはや現地の生活圏にまで自然に入り込んでいる印象である。

品薄状態の「ボンボンドロップシール」の話

そうした流れのなかで、日本で品薄状態のちいかわのドロップシールが香港のセブンイレブンで通常販売されているとの情報を得た。調べてみると、この商品は正式には「ちいかわ ボンボンドロップシール」といい、サンスター文具が展開している。▲価格は1つ税込550円。第1弾は2025年9月下旬に発売された。(ちいかわマーケット公式サイトより)

当初は通常販売だったが、人気の高まりを受けて抽選販売に切り替わり、現時点で確認できたページはいずれも売り切れ状態となっている。メルカリでは定価の倍以上で取引されるケースも珍しくなく、模倣品の流通について注意喚起が出るほどの人気ぶりだ。そんなドロップシールが普通に手に入るとなっては買わないわけにはいかない。

まずは3種類

香港のセブンイレブンは、日本と同様、飲料や食料品を中心に、日用品も一部取り扱う一般的なコンビニである。まずは市街地の店舗に立ち寄ってみたものの、シールは見つからなかった。そこで、観光地にある店舗のほうが取り扱っているのではないかと考え、ビクトリア・ピーク頂上付近の店舗に向かうと、見事にビンゴだった。

ただし、全4種類のうち置かれていたのは「ちいかわ」「ハチワレ」「ちいかわ×ハチワレ×うさぎ」3種類で、単体の「うさぎ」だけは見つからなかった。価格は47香港ドル、日本円でおよそ940円。日本での定価と比べれば割高ではあるが、抽選販売に挑む手間や転売品を購入することを思えば、十分に許容範囲ではないだろうか。とりあえず土産用も兼ねて、3種類を3つずつ購入して店を後にした。

空港に立ち寄ってみると?

その後、残る1種類を探したものの、なかなか見つからなかった。そんななか、Xの情報で香港国際空港内の店舗に全種類そろって陳列されていたとのポストがあった。半信半疑で最終日に空港内のセブンイレブンに立ち寄ってみると──。

見つけた。ネットの情報通りこちらには4種類すべて置かれていた。店内にはシールのほか、トートバッグやスタンプなどのグッズも見られた。到着後あるいは出発前の空港で確保できるなら、ファンにとってはかなりありがたい。

傾向と対策

▲隣国マカオにも点在。“サイコー”潮の人気ぶりはまだまだ続く

これで、2025年9月発売分については無事にコンプリートできた。探す際の傾向と対策としては「比較的人気の観光地付近にあること」「売り場面積が大きいこと」の2点だろう。もちろん、在庫は流動的であり、現在の人気を考えればセブンイレブン以外でも販売されている可能性はある。ただ、すでに模倣品が出回っている以上、安心して購入したいのであれば、セブンイレブンは有力な選択肢のひとつといえる。香港へ行く予定がある人は、チェックインカウンターや出国審査だけで終わらせず、コンビニの棚ものぞいてみるとよいかもしれない。