成田空港、1タミ5階リニューアル 展望デッキに足湯、フェンス刷新で撮影良好【写真36枚】

成田国際空港(NAA)は、改修を進めている第1ターミナル中央ビル5階を4月9日にオープンする。

リニューアルしたエリアは「SHIKISAI GARDEN -Seasonal colors-」と名付け、畳敷きスペースを設けたリラックスエリアなどを新設し、展望デッキには足湯を設けるなど、“日本らしい体験ができる場”としてリニューアルする。

2025年4月から進めてきた改修工事が完了するもので、エリア全体の面積は館内が約5,000平方メートル、展望デッキが約3,000平方メートル。工事費は約25億円を投じた。

エリア名の「SHIKISAI GARDEN」は、四季折々の彩りと自然に包まれてくつろぎ、日本を感じながら滞在を楽しんでほしいという思いを込めた。デザインコンセプトは「日本の文化と精神性を育む、豊かな水と四季の移ろい」。展望デッキで湧き出た水が館内を流れ、階下へと落ちていく情景をエリア全体で表現した。

展望デッキは1999年の完成以来、初のリニューアルとなる。水のせせらぎや緑に囲まれながら、足湯や高い位置からの景色を楽しめる空間とした。足湯は「水の流れの始まり」をイメージして、デッキ北側に3箇所設置。それぞれ縦5メートル、横0.8メートルで、うち1箇所は季節ごとの香りの入浴剤を入れている。

さらに、高さ2.5メートルの「マウンテンデッキ」を設け、これまでより高い位置から滑走路の眺望を楽しめるようにした。エプロン側のフェンスは従来のメッシュフェンスからワイヤーフェンスに変更。ワイヤー間の幅は7センチとし、撮影や展望をより楽しみやすくした。

エリア南側はキッズエリアとし、フレーベル館が運営する有料キッズパーク「Kinder Platz(キンダープラッツ)」のほか、成田空港初となるファミリールーム付きのベビールーム、授乳室、カプセルトイコーナーなどを設けた。キンダープラッツの対象年齢は6か月から12歳までで、利用料金は子ども2,200円、大人1,100円(いずれも税込)。営業時間は午前10時から午後7時までで、最終受付は午後6時30分。

4階と5階を結ぶエスカレーター周辺の吹き抜け部分には、竹工芸家・四代田辺竹雲斎氏による作品「空の環(リング)」を設けた。空の広がりと無限性を象徴し、展望デッキから空間全体へと流れ出すエネルギーや水の循環を表現している。

吹き抜け周辺には、「茶の間」「居の間」「書の間」の3つの「間」を設けたリラックスエリアを新設した。ソファ席や畳敷きのスペースなど、それぞれの空間に合わせた座席を配置。アートや植栽、四季の香りで空間を演出し、日本らしい過ごし方を体感できる場とした。座席数は、茶の間が48席、居の間が12席、書の間が45席、吹き抜け周りが25席の計130席。

エスカレーターから展望デッキ方面へと向かう通路は、竹林をモチーフにした光と流れが移ろうデジタルアート空間「in sync(イン シンク)」。行き交う人々の存在が風景を形づくる空間作品で、回転するパネルと6基のプロジェクターによる映像で、幅14メートル、高さ2.6メートルの光の竹林を表現する。人の動きに呼応して音が響き、光と影が移ろい、視差による奥行きと変化を生み出すという。

このほか、フードコート「SKY FOOD COURT」も全体コンセプトに合わせて刷新。店舗構成はそのままに、春夏秋冬をイメージした4色の柱をアクセントとして配置し、コンセント付きの座席を設けるなど、使い勝手の向上も図った。

NAAによると、今後は第2ターミナルについても展望デッキを含めたリニューアルを計画しているという。 (以下、写真29枚)

展望デッキ

吹き抜け周辺〜リラックスエリア

キッズエリア