中国東方航空、岡山〜上海/浦東線を運休 12月16日から
ジェットスター・ジャパンは12月18日、東京/成田〜高雄線を開設した。日系キャリアとしては同都市を結ぶ唯一の直行便となる。高雄空港では記念式典が開かれ、成田空港から到着した初便をウォーター・サルートで歓迎した。
エアバスA320型機で1日1往復を運航する。東京/成田発のGK17便は午前9時25分に出発し、高雄には午後1時に到着。高雄発のGK18便は午後2時発、同6時30分着となる。飛行時間は東京/成田発が4時間35分、高雄発が3時間30分。エコノミークラス「Starter」の片道運賃は、東京/成田発が12,590円から、高雄発が2,998ニュー台湾ドルからとなっている。
台湾の就航都市としては台北/桃園に続く2か所目で、台湾路線は1日各2往復の東京/成田・大阪/関西〜台北/桃園線と合わせて1日5往復となる。なお東京/成田〜高雄線には、海外キャリアではエバー航空、チャイナエアライン、タイガーエア台湾、タイ・エアアジア、ユナイテッド航空の5社が就航している。
高雄空港で開かれた式典には、ジェットスター・ジャパンの田中正和社長や高雄市の陳其邁市長、高雄市政府観光局の高閔琳局長らが出席。冒頭で挨拶にたった田中社長は、「高雄は豊かな自然、美しい海岸、歴史ある文化芸術、グルメなど豊富な観光資源に恵まれている。交通の便もよく、旅行者にとって楽しい街で、観光地満足度ランキングでは2年連続で1位を獲得している」と紹介。高雄の観光地としての魅力の高さを理由に就航を決めたと説明した。
また、高雄市のマスコットキャラクター「高雄熊(ヒーロー)」とともに登壇した陳市長は、「(1999年の)921大地震のときに最初に助けにきてくれたのは日本。また、(2009年の)高雄の八八水害のときにも日本の皆さまには多大な尽力をしていただいた」と日台間の交流の深さに言及し、「日本人の旅行客を心から歓迎する。台湾を代表する都市である高雄で、冬の太陽と人々の熱量を感じてほしい」と歓迎。「将来、2便、3便と増便することを願っている」と語った。
田中社長によると、航空券の販売を開始した10月23日から就航までは2か月足らずと短期間であったものの、予約状況は好調で、特に12月の予約率は約80〜90%に及ぶという。出発地別の割合を見ると日本発が約60%、高雄発が約40%と日本発がやや多く、「どちらかというと日本人向けのダイヤになっているので、台北線よりも日本人の方が増えるのではないか」との見解を示した。また、台北/桃園線に比べると、日本発のシニア層が若干多い傾向が見られるという。
東京/成田発の初便は179名、高雄発の初便は180名が利用した。