JR東日本、東北・上越新幹線の終電繰り上げ 2026年春から

秋田新幹線 E6系

JR東日本は、東北・上越新幹線の終電を2026年春から繰り上げる。

2024年春から上越新幹線の全体の工事量の約20%にあたる、大宮〜高崎駅間と越後湯沢〜新潟駅間で、作業時間の確保を目的として終電の繰り上げを実施し、施工効率を約10%向上できた。

今回はより広いエリアで作業時間を確保するため、東北新幹線の東京〜盛岡駅間と上越新刊線の大宮〜越後湯沢駅間の下りの終電を20分程度繰り上げる。対象となるのは、東京駅発午後10時44分発那須塩原駅行、同9時44分発仙台駅行、同8時20分発盛岡駅行、同10時28分発越後湯沢駅行き。

鉄道工事は屋外での夜間労働となることから、軌道工事従事員はこの10年間で約2割減少し、今後も担い手の確保が難しいとしている。大地震のリスクに備える対策工事を実施していることから、作業量はさらに増加する見込みだという。