福島交通と会津乗合自動車、来年4月に合併へ

みちのりホールディングスは、福島交通と会津乗合自動車を2026年4月1日付で合併することを決めた。

関係当局からの承認が前提となる。両社の合併を前提として、両社の子会社の福島交通観光と会津トラベルサービスも同日に合併する。

福島交通は福島県中通り、会津乗合自動車は福島県会津地域を中心にバス、鉄道、タクシー、旅行事業を展開している。みちのりホールディングスが2009年に福島交通、2013年に会津乗合自動車の全株式を取得しており、経営の効率化や事業改善の取り組みを行ってきた。

両社は多くの事業分野が共通し、営業エリアが隣接していることから、一体運営により経営資源の最適活用や営業・管理部門の統合による効率化を図る。

事業運営上は対等合併で、合併後の社名は福島交通となる。代表取締役社長には現福島交通代表取締役社長の武藤泰典氏、取締役副社長には会津乗合自動車代表取締役社長の佐藤俊材氏が就任する。福島交通、会津バス、あいづタクシーの名称や車体カラーリングは維持する。ICカードのブランドも継続する。