スカイマーク、神戸から日系初の国際チャーター 台北へ出発
スカイマークは、神戸〜台北/桃園線でチャーター便を運航を開始した。
スカイマークによる国際線の運航は、2020年3月に東京/成田〜サイパン線を運休して以来、約5年半ぶり。神戸発が10月4日〜7日、台北/桃園発が10月7日〜10日の4往復を運航する。旅行商品はJTB、阪急交通社、エイチ・アイ・エス、エアトリ、スカイパックツアーズが販売した。
初便の出発前に開かれたセレモニーで、スカイマークの本橋学代表取締役社長は、神戸空港が最大の路線数を誇る拠点であることを強調した上で、「国際チャーター便が我々のさらなる成長への大きな一歩となり、さらにその先の一歩も踏み出せるよう努力を重ねたい」と述べた。神戸市の今西正男副市長も、神戸市と桃園市が観光交流促進の覚書を締結し、相互に観光PRを行っていることを説明し、「定期的に国際チャーター便をぜひとも運航していただきたい」と期待を示した。台湾の布袋劇も披露した。
初便には「ピカチュウジェットBC1」(ボーイング737−800型機、機体記号:JA73AB)を投入し、午前9時半に出発、同41分に離陸した。台北/桃園には現地時間午前11時25分に到着する見通し。乗員は7名で、乗客はほぼ満席だった。
機内では、神戸発は「きのこの炊き込みご飯」や「神戸牛肉しぐれ煮」などの和食弁当、台北/桃園発は「彩り野菜のビーフン」や「海老の台湾風ソース和え」、「台湾パイナップルケーキ」などの台湾風弁当のほか、神戸ビールや台湾ビール、神戸ワインといったアルコールを含む飲料を無料提供する。
神戸空港は、第2ターミナルビルを4月にオープンし、国際線チャーター便の受け入れを開始した。日本の航空会社による国際チャーター便の運航は初めてとなる。2030年には国際線定期便の受け入れを開始し、乗り入れ便数を1日40便とした上で、年間190万人の利用を見込んでいる。
■ダイヤ
BC1193 神戸(09:25)〜台北/桃園(11:25)/10月4日〜7日
BC1194 台北/桃園(12:55)〜神戸(16:45)/10月7日〜10日