エミレーツ航空、運航乗務員訓練センターを開設 A350と777Xのシミュレーター6基設置

エミレーツ航空は、運航乗務員訓練センターを開設する。

広さ約6,300平方メートルで、6つのフルフライトシミュレーターベイを設置できる。1億3,500万米ドルを投資し、エアバスA350型機やボーイング777Xの訓練機能を設ける。

シミュレーターは、自社開発のパイロット・サポート・ステーション(PSS)と統合され、訓練前に専用デバイスにより操縦席の設定や飛行計画の作成まで行うことができる。これにより学習効果を最大限に高めることができる。トレーニング機器を支える複雑な部品や構造物を作成できる、高度な3Dプリント設備も備え、最大100万UAEディルハムのコスト削減も実現できる。

すでにエアバスA350型機のフルフライトシミュレーター2基を設置しており、今後数年でさらに4基を導入する計画。これにより最大1,000人のパイロットに年間7,500時間の訓練を提供できる。

ほかのトレーニング施設を合わせると、最終的に17基のシミュレーターを保有し、このうち11基がエアバスA380型機とボーイング777型機となる。これによりパイロットの訓練能力は54%拡大し、年間45,000時間とする。

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