韓国政府、外国人向けの美容施術免税措置を終了へ

ソウル

韓国政府は、外国人観光客向けの美容施術時の税金還付措置を終了する方針を示した。

対象となる医療機関で、二重手術や輪郭形成、フェイスリフト、脂肪吸引、脱毛、タトゥー、タトゥー除去など15,000ウォン以上の施術を受けた外国人観光客に対して、10%の付加価値税(VAT)を払い戻す。この制度は2016年4月に開始し、その後も期限が延長されていた。

韓国保健福祉部の発表では、2024年の外国人患者数は117万人だった。このうち国別では日本がトップで、皮膚科には約30万人が訪れている。美容整形の市場規模のうち、韓国は世界の4分の1を占め、外国語にも対応するなど人気がある。過去は若年層の利用が多かったものの、近年は老化防止などがトレンドになっている。

韓国はソウルを中心に多くの美容外科があり、技術力や価格競争力も有することから、日本からも格安航空会社(LCC)などで頻繁に通う患者も多い。