
瀬戸内海汽船、新造高速船の船名を公募 採用者には旅行券3万円分など贈呈
JR西日本は、尾道市や今治市の旅客船運航事業者、自治体などで構成するしまなみ未来共創協議会と連携し、尾道~今治間を結ぶ旅客船航路の立ち上げに向けた実証事業を行う。
1999年に廃止された同航路だが、しまなみ海道開通後、サイクリストの聖地として認知され観光客が増加し、航路の充実を求める声も多くなってきたことから実証運航する。尾道市側は瀬戸内クルージング、今治市側はしまなみが、自転車の積載が可能なサイクルシップをそれぞれ運航する。生口島「瀬戸田港」、または大三島「井口港」で乗り換えることで尾道と今治を結ぶ。運航ダイヤは、尾道駅前桟橋発が午前10時、午後1時15分発、今治港発は午前9時、午後1時半発の2便設定する。所要時間は最速便で約2時間25分。
乗船には、原則として前日までに土日祝の連続する2日間が乗り放題となる「しまなみクルージングパス」をインターネットで購入する必要がある。料金は尾道駅前桟橋 ~ 今治港間が1人5,000円など。自転車を積載する場合の積込料も含む。
実証事業は10月の土・日・祝日の計9日間に実施する。同期間中は生口島の瀬戸田港と大三島の井口港周辺の店舗で、「WESTERアプリ」による「せとうちぶらりスタンプラリー」を開催し、対象店舗で利用できるクーポンを発行する。