エールフランス航空、シンガポールに新ファースト搭載機材投入開始

エールフランス航空は、新ファーストクラス「ラ・プルミエール」の搭載機材を、パリ/シャルル・ド・ゴール〜シンガポール線に7月15日から投入を開始した。

4月に運航を開始した、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディに次いで、2都市目の乗り入れとなる。夏スケジュール期間中にはロサンゼルス、冬スケジュール期間中には東京/羽田への乗り入れを予定している。

フルサイズのベッドとなる座席と長椅子から構成しており、座席は離陸、着陸、食事、リラックスモードなどのあらゆる段階に合わせて調整が可能で、ベッド時には全長2メートル、幅75センチになる。タツノオトシゴのエンブレムをあしらったエンボス加工の革製ヘッドレストと人間工学に基づいたパッドにより、最適な快適さを実現する。広さは従来より25%広い約4.5平方メートル、5つの窓のスペースを擁するスイートを4室設ける。ステリア・エアロスペースが製作した。

各スイートは、床から天井までを覆う厚いカーテンで仕切られ、完全にプライバシーが守られる。中央の座席には電動スライド式パーティションを備える。2つのモニターは4Kで、大きさは32インチ。Bluetooth接続もできる。AC電源やUSB-A、USB-C電源、ワイヤレス充電にも対応する。

客室のデザインはグレーを基調とした調和のとれたデザインで、レザートリム仕上げとし、特別に作られたファブリックを使用した。頭上の手荷物棚は床面収納に置き換え、スライド式の引き出しに機内持ち込み用スーツケースを最大2個収納できる。この他に、履物の収納やワードローブも設ける。

この他、ビジネスクラス60席、プレミアムエコノミークラス44席、エコノミークラス204席を配置している。

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