エミレーツ航空、ヒースロー空港と航空券販売制限に合意

エミレーツ航空(エアバスA380型機)

エミレーツ航空は、今後2週間に渡ってロンドン・ヒースロー空港と協力して状況を改善し、空港利用者に対してスムーズで信頼できる旅行を提供するとの声明を発表した。

空港のリソースの増強に対応するため、8月中旬まで同空港を出発する航空券の販売を制限し、供給調整を実施する。予定通り運航を継続し、予約客は通常通り利用できる。

エミレーツ航空は7月14日、同13日午後に発表した供給調整に関する通達に対し、「非常に遺憾」として要求を拒否するとの声明を発表していた。同空港ではエミレーツ航空グループのdnataが地上ハンドリング業務を提供しており、十分な能力を有しているとしていた。エミレーツ航空は2021年6月から、同空港への1日6便のエアバスA380型機の乗り入れを再開している。

エミレーツ航空のティム・クラーク社長と空港運営会社のヒースロー・エアポート・ホールディングスのジョン・ホーランド・キー最高経営責任者(CEO)は同15日朝、建設的な会議を行い、供給調整に合意したとしている。