エンブラエル、トヨタ生産方式を導入　生産体制を効率化

2022年7月5日

編集部

エンブラエルは、トヨタ・ブラジルと生産体制の効率最大化に関する契約を締結した。

トヨタ生産方式（TPS）の原則と概念を取り入れることで、無駄を省き、業務の効率化を図る。第1段階として、トヨタ・ブラジルのTPSスペシャリストチームがエンブラエルのサン・ジョゼ・ドス・カンポス工場の主要製造エリアの評価と改善提案を行う。

エンブラエルのフランシスコ・ゴメス・ネト最高経営責任者（CEO）は、「トヨタにこの業務を依頼することは、エンブラエルの卓越したビジネスと持続可能な成長に注力する姿勢を強化するもの」と述べた。

TPSは、安全、物流、工程管理に重点を置き、品質と低コストを保ちながら、業績を最適化するための経営哲学。連続した製造の流れを作り、サプライヤーとの連携を深めることで部品や資源を効率的に使用し、過剰在庫や無駄を省くことを目指す。