マリオット、「W Osaka」を開業 ブランド日本初進出

W Osaka

マリオット・インターナショナルは、「W Osaka」を3月16日に開業した。

建築家の安藤忠雄氏がデザインを手掛けた。黒を基調にした一枚岩のようにシンプルでスタイリッシュなデザインの外観で、「シンプルな外観に対比して、内部は色鮮やかネオン装飾で華やな内装が隠れた」デザインコンセプトを表現した。「W London」や「W Verbier」など、世界各国の「W」ブランドを手掛けたオランダ・アムステルダムの建築会社、コンクリートがインテリアデザインを担当した。

W Osaka

337室の客室には、大阪港に広がる海から着想を得た明るいトーンで統一され、大阪の街を象徴する道頓堀のネオンライトをイメージした装飾が施される。ネオンライトを点灯することにより、昼と夜で異なる表情の客室が楽しめる、遊び心あふれたデザインを特徴としている。

スタンダードルームは、フロアによって異なる2種類のテーマカラーを設定している。1つは日本を象徴する桜の花をイメージしたピンクのトーンの客室、もう一方は大阪港に広がる海に着想を得たブルーのトーンの客室で、それぞれ鮮やかな色彩で表現している。ベッドスペースと浴室は障子をイメージした引き戸で仕切ることができ、利便性と和のデザインを確認することができる。

全客室には、Wの文化のひとつである「カクテルカルチャー」を体現したバーカウンター「MixBar(ミックスバー)」を設置しており、宿泊客は滞在中に、カクテルシェイカーなどあらかじめ用意されたアイテムを使い、カクテルを自分で作ることができる。また、冷蔵庫にはオリジナルラベルのビールやハイボールを有料で用意している。

W Osaka

最上階の27階には、「エクストリームWOWスイート」を1室設ける。200平方メートルの広さに5つの部屋を有す客室で、各部屋に御堂筋をはじめ大阪の街並みが一望できる、高さ4.5メートルの大きな窓を備えている。ベッドルームにはオランダ出身のテキスタイルアーティストシグリッド・カロンによるアート作品を、浴室にはシャンパンボウルをイメージした直径約1.9メートルの金属製の浴槽を、ダイニングルームにはオープンキッチンを設置している。さらにリビングルームには、国内ホテルの客室では初めてとなるDJブースを常設している。

4階に位置するFIT(フィットネスセンター)では、大阪の街をイメージしたネオンライトのもと、トレーニング機器やヨガスタジオ、サンドバッグなどを使ったエクササイズを一部有料で体験することができる。天井に備え付けたネオンライトの光が水面に反射する全長20メートルの屋内プール「WET」や、5室のトリートメントルーム備えた「AWAY SPA(アウェイスパ)」、浴場、サウナなども設置している。

料飲施設は、ブラッセリー「Oh.la.la…(オーララ)」 では、「アジアのベストレストラン50」に選ばれた高田裕介シェフが監修する料理、大阪らしさを出した「鉄板焼MYDO」、バーの雰囲気を出したパティスリー「MIXUP(ミックスアップ)」、紹介制の江戸前鮨「鮨 うき世」、プールに隣接するバー「WET BAR(ウェットバー)」、ソーシャルな空間の「LIVING ROOM(リビングルーム)」など、2店舗のバーと4店舗のレストランを設ける。

さらに、高い天井、深いオーク材の柱、シャンパンゴールドのメタルディテール、LED照明を採用した390メートル四方の「GREAT ROOM」など、4つのボールルームと会議室を設けている。

アクセスは、地下鉄御堂筋線心斎橋駅より徒歩約3分。御堂筋沿いに位置する。リワードカテゴリーは6。

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