ボーイング、米サウスカロライナ州での787の生産を一時停止

ボーイングは、アメリカ・サウスカロライナ工場でのボーイング787型機の生産を一時的に中止する。

4月8日第2シフト終了時から、生産を中止する。リモートワークが可能な社員は、引き続きリモートワークを行う。リモートワークができない社員には10営業日分の有給休暇を付与し、その後は自身が持つ有給休暇を利用するか、州の緊急失業手当を申請するかを選択できる。

ボーイング・サウスカロライナ(BSC)のブラッド・ザバック787プログラム副社長兼ゼネラルマネージャーは、「州全体のウイルスの広がり、グローバルサプライチェーンの信頼性への影響、787プログラムへの波及効果を評価しながら、チームメイトの健康と安全に焦点を当てることが私たちのコミットメントです。」とコメントしている。すでに、アメリカ・ワシントン州の工場の操業も、無期限で停止している。

6日午後、サウスカロライナ州知事は知事令を発出し、全ての州民や滞在社に、自宅待機指示を発出した。期間は4月7日午後5時から11日まで。必要不可欠な物品の入手や屋外での運動や娯楽など、一部は対象外となる。