JR九州、「RED EYE」を導入 営業車両に搭載したカメラシステムで鉄道設備を検査

JR九州は、鉄道設備検査用のカメラを搭載した車両「RED EYE」を4月1日より導入した。

車両前方に搭載したカメラなどにより、列車動揺の確認や支障物の有無など、線路の沿線環境の状態を自動点検することが可能となる。設備点検頻度が上がることで品質向上も図られるほか、屋根上に4Kカメラを搭載することで、人による電車線路設備検査業務の一部省力化が実現される。

公益財団法人鉄道総合技術研究所が開発した線路周辺画像解析エンジンを活用し、NECグループ3社が開発に協力した。

搭載車両は811系近郊型電車2編成。線路沿線環境の自動判定や車上4Kカメラの搭載は国内初の試みとなる。