ウィン・リゾーツ、横浜でIR展開へ 最大16,000人の正規雇用見込む

ウィン・ディベロップメントのクリス・ゴードン社長は、11月13日にウィン・リゾーツが展開するボストン・アンコールハーバーで取材に応じ、統合型リゾート(IR)の参入候補地を横浜に一本化する方針を示した。

投資規模については「時期尚早」として明らかにしなかったものの、数千億円規模になるとみられる。開業後には12,000人から16,000人を正社員として雇用する計画で、教育機関などとパートナーシップを組む。地元企業からの調達などを積極的に進めることにより、雇用や経済効果を創出できることを強調した。

横浜市は8月に、IRを誘致する方針を決定。ラスベガス・サンズやメルコリゾーツなども参入に名乗りを上げており、混戦状態にある。ゴードン社長は、「優れた歴史があり、最高レベルの顧客サービスを提供できる」と胸を張った。

インタビューを行ったアンコール・ボストンハーバーは、ボストン・ローガン国際空港から車で約10分の、化学工場跡地に今夏に開業した。敷地面積は東京ドーム約3個分で、汚染された土壌の浄化に取り組み、これまでに道路と鉄道駅の改良に約7,500万米ドルを投資した。