税関の電子申告ゲート、外国人にも対象拡大 27日から

財務省税関は、成田国際空港第3ターミナルの税関検査場で運用している電子申告ゲートの利用対象を拡大する。

電子申告ゲートは4月15日に先行導入。日本人のみが利用できたものの、8月27日以降はIC旅券を持つ外国人にも拡大する。

利用には、スマートフォンの税関アプリが必要で、申告内容を入力することで、紙面で提出していた携帯品・別送品申告書と同様のQRコードが作成される。電子申告ゲートでは、荷物受け取りの待ち時間を利用して端末で顔認証、パスポートとQRコードの読み取りを行うことで、手荷物受け取り後には専用ゲートを顔認証によって進むことができる。

利用は身長100センチ以上に限られ、家族でも1人ずつ手続きを行う必要がある。免税範囲を超えた携帯品や別送品の申告がある場合は、有人の検査台で追加手続きが必要となる。

来春にも、成田国際空港の残りのターミナルのほか、羽田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港、新千歳空港でも運用を開始する。