フォートレスグループ、ユニゾHDにTOB　1株4,000円

2019年8月20日

編集部

フォートレス・インベストメント・グループの関連法人であるサッポロは、ユニゾホールディングス（HD）に対する株式公開買付け（TOB）を行うと発表した。

ユニゾHDを巡っては、エイチ・アイ・エスがTOBを行っているものの、ユニゾHD側はTOBへの反対意見を表明していた。ユニゾHDはエイチ・アイ・エスのTOB表明後、19社にマーケットチェックを打診し、候補者を4社に絞った上で、協議や交渉を重ねてきた。

サッポロは、総議決権の3分の2以上にあたり発行済株式数の66.67％を公開買付けの下限としており、資金はフォートレス・インベストメント・グループから調達する。ユニゾHDは、サッポロによるTOBに賛成意見を表明している。買付け価格は1株あたり4,000円。エイチ・アイ・エスによる買付け価格より900円高く、買付け上限が設定されていないことから、優位性があるとしている。買付期間は8月19日から10月1日まで。

フォートレス・インベストメント・グループは、日本国内で約110棟のホテルを取得・投資しているほか、2012年にはマイステイズ・ホテル・マネジメントを買収している。