カンタス航空、エアバスA321XLR型機を36機発注 26機は発注変更

カンタス航空(エアバス321XLR型機)

カンタスグループは、エアバスA321XLR型機を36機発注した。現地時間6月19日、フランス・パリ郊外のル・ブルジェ空港で開催中のパリ・エアショーで発表した。

すでに発注済みのA320neoを26機、発注変更する。残りの10機は新たに発注する。カンタス・グループでは、オーストラリア、アジア、南太平洋でのポイント・トゥ・ポイント路線で柔軟な運航が可能になるとしている。

A321XLRは、A321neoファミリーの最新派生型として、パリ・エアショーで発表された。航続距離は、A321LRより15%長い最大4,700海里で、東京とシドニーの間をノンストップで結ぶことができる。エアバスでは、現在は大型で非効率なワイドボディ機で運航されている、長距離で旅客量が比較的少ない路線に投入することで、運航コストを抑えることができるとしている。2023年より運航を開始する計画としている。

カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「従来のナローボティ機では不可能だったケアンズ〜東京やメルボルン〜シンガポールといった路線を開設できるようになる。」として、アジアの多くの路線への展開を示唆した。具体的な投入路線は、「受領が近づいた時点で改めて決定する予定」としたものの、「カンタス航空とジェットスター航空のかなりの路線に導入する可能性がある」とした。従来機の置き換えか、路線拡大に利用するかについてもコメントしなかった。

詳細はこちら