ANAのエアバスA380型機「FLYING HONU」、きょう就航 成田空港を出発

全日本空輸(ANA)はきょう5月24日、世界最大の旅客機エアバスA380型機の運航を東京/成田〜ホノルル線で開始した。同型機の就航は日本の航空会社では初めて。

ANAホールディングスは、エアバスA380型機を3機発注。”空飛ぶウミガメ”を意味する「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」の愛称がつけられている。

客室仕様は1階がエコノミークラス383席、2階がファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス73席で、全520席。ホノルル線のファーストクラス設定は初めてで、日本初の個室タイプのシートを設置する。ビジネスクラスはカップルなどペアでの利用に配慮した配置としたほか、エコノミークラスには、横並びの3席または4席のレッグレストを上げてベットのように使用できるカウチシート「ANA COUCHii」を備えている。

初号機(機体記号:JA381A)はブルー、2号機(同JA382A)はエメラルドグリーン、3号機(同JA383A)はサンセットオレンジの異なる塗装で、きょうは初号機がANA184便として就航した。

同便の出発に合わせて成田空港では就航記念式典が開催され、ゲートでは乗客に記念品が配られた。

乗客512名を乗せたANA184便が駐機場を離れると、ANA社員は「いってらっしゃいませ」と書かれた横断幕を掲げて見送った。同便は現地時間24日午前8時30分にホノルルに到着する予定。