外務省、中南米やアメリカのメキシコ国境沿いでの誘拐手口巧妙化で注意喚起

外務省海外安全ホームページ

外務省は、中南米やメキシコと国境を接するアメリカの都市で、誘拐手口が巧妙化しているとして注意喚起を行っている。

これらの地域では、身代金誘拐、短時間誘拐、偽装誘拐といった誘拐事件が発生しており、日本人を含む外国人が誘拐に遭う危険性が拡大しており、実際に日本人が被害に遭っている事例もある。

身代金誘拐は富裕層だけでなく、最近では中流階級も狙われているという。短時間誘拐は一般市民や観光客を拘束し、ATMで現金を引き出させて所持金を奪った後に短時間で開放するもので、偽装警官や偽装検問、タクシー運転手を装うケースも見られる。偽装誘拐は実際には誘拐していないのに、誘拐を装って短時間のうちに現実的に支払い可能な金額を振り込ませるもの。

「目立たない」、「行動を予知されない」、「用心を怠らない」の誘拐予防策の三原則を守り、日頃から安全確保に十分注意することが重要としており、最新の治安関連情報の入手に努めるよう呼びかけている。