京都市観光協会、2018年の宿泊状況調査発表 外国人の割合が過去最高

京都市観光協会は、2018年の外国人客宿泊状況調査を発表した。

発表によると、外国人利用割合は、43.9%(前年から3.7ポイント上昇)と過去最高を更新した。一方、台風21号をはじめとした自然災害の影響などで、下半期に客室稼働率が低下した。通年の客室稼働率は前の年から1.7%下がって86.4%。

外国人客に占める国・地域別割合(構成比)は、中国が27.7%(前年差+2.7ポイント)と4人に1人以上を占めるマーケットに拡大し、3年連続で1位となった。2位の台湾は14.0%(前年差-3.7ポイント)と縮小し、3位のアメリカの13.0%との差が僅かとなった。香港も前年差-1.0ポイントと縮小した。実人数の伸率では、イタリアが前年比36.9%増、スペインが同26.2%増と南欧市場の成長が際立った。