那覇空港第2滑走路、来年3月26日より供用開始 新管制塔は1月から

国土交通省は、那覇空港の第2滑走路の供用を2020年3月26日より開始する。

那覇空港では、2013年度から第2滑走路の増設事業を開始していた。今後は無線施設等の検査、航空法の手続き、航空会社などへの周知などを行う。2020年7月には、出入国管理施設を拡張する。

新滑走路は現在の滑走路と平行して整備しており、2本の滑走路間は1,310メートル離れている。長さは2,700メートルで、現滑走路より300メートル短い。総事業費は約2,074億円。滑走路の処理容量は、年間13.5万回から24万回に拡大する。

現在の管制塔は、新滑走路にブラインドエリア(視認障害範囲)が発生することから、現滑走路と新滑走路の中間の位置に新管制塔を整備した。管制官の慣熟のため、2020年1月15日から新管制塔の運用を開始する。