JAL、東京/成田〜釜山線40周年 LCC隆盛の日韓線、サービス差別化で路線維持

JL957

日本航空(JAL)はきょう2日、東京/成田〜釜山線の就航40周年記念式典を成田空港で開催した。

東京/成田〜釜山線が就航したのは、40年前の1979年7月2日。当初はダグラスDC-8-62型機で週3往復の運航だった。現在はボーイング737-800型機で週14往復を運航している。

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午前10時50分東京/成田発のJL957便の出発に合わせて行われた式典では、JALの大貫哲也常務執行役員が「東京/成田〜釜山線はJALにとっては最も身近な国際線。これからも路線を成長させていきたい」とあいさつ。また、来賓として出席した駐日韓国大使館の尹相勳海洋水産官が「東京/成田〜釜山線の長い歴史は、両国が密接な関係にあるということを表す証。最近、両国の関係は難しいところがあるが、民間レベルの友好関係や人的交流が円滑に行えることは歓迎すべき」と祝意を示した。

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搭乗が始まると、ゲートに立った大貫常務やグランドスタッフらが、搭乗証明書などの記念品を手渡して75名の乗客を見送った。

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現在、東京/成田〜韓国間では、JALを含めた10社が週231便を運航している。近年はLCCの勢いが目立っているが、大貫常務は「フルサービスキャリアとして生きる道もある。我々は我々のサービスをやり遂げ、路線を続けていくということに尽きる」と話した。

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▲搭乗ゲート付近に展示された就航当時の写真

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▲搭乗ゲート付近に展示された就航当時の時刻表