横浜・新港ふ頭の客船ターミナル含む一体型複合施設、「横浜ハンマーヘッド」に名称決定 商業施設は10月に先行開業

横浜港に建設中の、新港ふ頭客船ターミナルを含む複合施設の名称が「横浜ハンマーヘッド」に決定した。施設内の商業施設は10月、客船ターミナルは11月4日、ホテルは11月にそれぞれ開業する。

野村不動産や、横浜の地元企業を中心としたコンソーシアム組成と施設開発・運営を実施している、新港ふ頭客船ターミナルは、横浜市と公民連携し、「YOKOHAMA HAMMERHEAD PROJECT」を推進する。

HAMMERHEAD

「横浜ハンマーヘッド」客船ターミナル施設を中核に、「食」をテーマとした体験・体感型/ファクトリー型の商業施設、埠頭という立地特性を活かしたラグジュアリーホテルからなる複合施設となる。また、施設周辺も一体的に整備し、突端部分には新港ふ頭でかつて使用されていた「ハンマーヘッドクレーン」を中心とした公園「ハンマーヘッドパーク」が整備される。

客船ターミナルは、11月4日に開業し、ダイヤモンド・プリンセスが同日に初めて入港する。また、商業施設は、「埠頭の上でミナトを楽しむ」をテーマに、25店舗が出店する。

また、インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ(IHG)は、新たなインターコンチネンタルホテルとなる「インターコンチネンタル横浜Pier 8」を同施設内に11月にオープンさせることを発表している。IHGの日本国内運営会社であるIHG・ANA・ホテルズグループジャパンと横浜グランドインターコンチネンタルホテルがフランチャイズ契約を締結し、開業する。

新ホテルは複合施設の3階から5階に位置し、173の客室のほか、クラブインターコンチネンタル(ラウンジ等)をはじめ、レストラン&バー、パーティールーム、スパ、フィットネス、インドアガーデン、ルーフトップを備える。