ANAの「フライングホヌ」は日本人のハワイ旅行の常識を変えるか【さかいもとみの旅力養成講座】

3月21日午後、日本の航空会社として初めて全日本空輸(ANA)が導入した、総二階建ての超大型機、エアバスA380型機が無事に成田国際空港へ到着しました。

海外の航空会社では2007年秋からシンガポール航空が運航し、日本への乗り入れも果たしていますが、国内航空会社による就航が長い間期待されていました。今回、ANAが導入したことでようやく航空ファンはもとより、「大きな機体で遠くに行ってみたい」と夢見る多くの日本の人々の念願が叶った、と言えるでしょうか。

今回ANAが導入したエアバスA380型機は520人乗り。年間通して混み合っている、日本人にとって”永遠のリゾート地”であるハワイ、ホノルル線専用機材として使われます。当面は今回到着した1機で運用しますが、7月から2機目の運用を開始し、2020年度中に3機が揃う予定です。

乗客定員520人とは、いま国際線の主力機として飛んでいるボーイング777型機やエアバス330型機などと比べ、2倍以上の旅客を収容できます。大きな機体だけあって、さまざまな層の顧客のニーズに合わせるため、エコノミークラスはもとより、プレミアムエコノミークラス、ビジネスクラス、そして扉を閉めれば個室にもなるファーストクラスの4つのクラスからなります。さらに、ファミリーやカップルの需要に備え、エコノミークラスシートのフットレスト部分を持ち上げると3席または4席分のスペースがフラットになる「スカイカウチ」という日本の航空会社では初めてのシートも取り入れられました。

機体の愛称は「フライングホヌ」

ANAが導入する3機はいずれもホノルル線用。そこで、機体にはハワイで神聖な生き物として伝えられている「ウミガメ」がモチーフとして描かれています。現地の言葉でウミガメを「ホヌ(HONU)」ということから、3機の愛称は「フライングホヌ」と名付けられました。

機体のペインティングにはものすごく手間がかかったそうです。本来なら5〜7日で終わるはずの作業なのですが、20日間もかけてエアバスの塗装担当の職人さんたちの手で丁寧に仕上げられました。普通の刷毛では大きすぎて細かいところがうまく塗れないとばかり、なんとあの大きなエアバスA380型機の外壁に面相筆まで使って描いていきました。

実は機体が日本に到着した前々日の3月19日には、ANAがエアバスから機体を受け取る「受領イベント」がエアバスの最大拠点であるフランス・トゥールーズの専用施設で盛大に行われました。エアバス社の最高経営責任者(CEO)のトム・エンダース氏は機体に描かれたペインティングについて「あれは、塗装ではありません。1枚のアートです」と仕上がりに満足感を示していました。

ANAはA380の”最後のお客様”?

エミレーツ航空(エアバスA380型機)

日本では、エアバスA380型機の到来を待ち焦がれていた人々がたくさんいたことでしょう。ところが残念なことにエアバスはこのほど「エアバスA380型機の生産は2021年で終了する」と正式に発表しました。最大の保有数を誇るアラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空が追加発注を取りやめたことが大きな理由とされています。エアバスがこれ以後、新造のエアバスA380型機を受注することがなくなった結果、ANAは「エアバスA380型機を発注した最後の航空会社」となりました。すでにシンガポール航空は一部の機体を退役させており、その中古機を買った会社を含めると、ANAを入れて全世界にA380を使う航空会社は15社あることになります。

超大型機のプロジェクト開始以来、地元の人々に温かく見守られながらエアバスA380型機は世界中へと出荷されて行きました。トゥールーズを拠点とする新聞記者のひとりは「最後に買ってくれたANAさんがこうして盛大に祝ってくれたことは本当に嬉しい」と話してくれました。

「乗った瞬間からワクワク」

ANAの「フライングホヌ」は、リゾート地ハワイに向かうバカンス客が満載されて飛ぶことになります。

トゥールーズで各国の記者向けに「フライングホヌ」の説明役を担ったANA欧州室の広報担当は筆者の声かけに対し、「機内に入った途端にワクワク感が広がります。キャビンアテンダントはこのハワイ線専用のエプロンを着けて皆さんをお出迎え。それ以外にも機内のとても細かいところに皆さんに楽しんでいただけるさまざまな仕掛けを作ってあります。乗客の皆さんそれぞれが『フライングホヌ』のユニークなところを見つけてくださると嬉しいですね」と話してくれました。

日本では「亀は万年生きる」と言われる

受領イベントで挨拶に立ったANAホールディングスの片野坂真哉代表取締役社長は、機体を製造したエアバス、そしてエンジン「トレント900」を納入したロールスロイスの関係者に謝辞を述べた上で、「ホヌはハワイで神聖なものとして敬われているが、日本では『亀は一万年生きるもの』とされている。このフライングホヌが弊社にとって永久に発展するためのシンボルであることを期待したい」とスピーチ。会場は大いに湧きました。

そして、イベントのために作られた、日本とハワイの文化をモチーフとしたショートビデオの後、そのスクリーンが左右に開いたその向こうに、エアバスA380型機の機体がドカンとお目見え。「水中にいること」を示すために舞台には滝のように雨を降らす演出もありました。

就航は5月から、専用アプリでの予約も

エアバスでは”どうしてもエアバスA380型機に乗りたい”人向けに、同機種の便での就航便が選べる専用アプリ「iflyA380」をリリースしています。

買えるチケットはもちろんANAのサイトなどと同じ価格水準。キャビンの中の様子などを確認しながら席の予約ができる機能も付いていて、席を手配する段階からエアバスA380型機の旅が楽しめる仕組みとなっています。

通常多くの航空会社は、新機材の就航にあたり、短い路線での慣熟飛行を行ったりしますが、ANAのエアバスA380型機はいきなりハワイ線への「本番」で営業運航が始まることとなりました。

座席数が多い分、マイレージでの特典航空券での搭乗のチャンスも大幅に増えるということです。一人でも多くの人々が「フライングホヌ」でのハワイの旅を楽しんでほしいものです。

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