航空会社の上級会員でなくても利用できる 成田空港直営ラウンジ「ナリタ トラベラウンジ」は利用価値”大”

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成田国際空港は、第1ターミナルに2016年10月15日に直営ラウンジ「Narita TraveLounge(ナリタ トラべラウンジ)」をオープンした。

広さは300平方メートルで、席数は91席。かつては大韓航空が運営している「KAL Lounge」が位置していた。大きな窓から駐機している飛行機を望める絶好のロケーションで、窓に向かって配置した一人掛けの椅子のほか、ペアやグループでの利用にも便利な座席も用意している。

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コーヒー、お茶、ソフトドリンク、新聞、雑誌、Wi-Fi、電源を無料提供しており、コンセント1口とUSB2口など、パソコンとスマートフォンの充電が同時にできるよう配慮した。取材に赴いた夕方には、アジア行きとアメリカ行きのフライト出発ラッシュの時間帯だったものの、座席が比較的ゆったり配置されているため、窮屈感がなかった。

アルコールとサンドウィッチやカレー、デザートなどの食事は有料メニューとしてビバレッジカウンターで用意する。「おにぎり2種(味噌汁セット)」(350円)、「醤油ラーメン」「かき揚げそば」(各500円)、「チキンカレー(サラダセット)」「ハラールカレー」「カルボナーラ(サラダセット)」(各800円)、「サンドウィッチ」(350円)、「パン3種セット」(400円)、「オニオンコンソメスープ」(300円)、サラダ(200円)、味噌汁(150円)などと、手軽に注文できる価格。一部の旅行会社のツアーで利用する場合は有料メニューも無料で利用できる。

シャワールームや仮眠室は設けていないものの、空港内には別途設置しており、シャワールームは30分1,030円、仮眠室は最初の60分あたり、シングル1,540円、ツイン2,470円で利用できる。

ラウンジ内では航空会社のアナウンスは流れないものの、モニターで出発状況は確認することができる。

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成田国際空港は第1ターミナルと第2ターミナルの出国審査前エリアに「トラベラーズラウンジラシュラン」を運営しており、直営ラウンジは3つ目となる。成田国際空港では、第2ターミナルでも場所が確保できればラウンジの設置を検討する考え。

利用料金は、大人1,200円、小人600円。米ドル、クレジットカード、電子マネーでの支払いも可能。時間制限や入退出の制限なく利用できるため、長時間の乗り継ぎの利用にも適している。場所は第1ターミナルビル3階の26番ゲート付近。営業時間は午前6時30分から午後9時30分まで、年中無休。