カンタス航空、オーストラリアとイギリスを結ぶ初の直行便開設へ

カンタス航空

カンタス航空は、パース〜ロンドン/ヒースロー線直行便を2018年3月に開設すると発表した。オーストラリアとヨーロッパを定期便の直行便で結ぶのは初めてとなる。

機材は、ビジネスクラス、プレミアムエコノミー、エコノミークラスの計236席を配置したボーイング787-9型機を使用する。

飛行時間は約17時間で、飛行距離は14,498キロで世界で3番目に長いルート、ボーイング787型機の飛行路線としては世界最長となる。カンタス航空が現在運航している最長路線は、シドニー〜ダラス線の13,730キロ。航空券は2017年4月にも販売を開始する。

ヨーロッパとオーストラリアを結ぶルートは「カンガルールート」と呼ばれ、長距離であることから、香港やシンガポールなどアジアの各都市を経由することが一般的。近年は中東系航空会社の台頭で、アブダビやドバイなどを経由する路線も増加した。カンタス航空は現在、ロンドン線はドバイを経由している。

カンタスグループのアラン・ジョイス最高経営責任者(CEO)は、「1947年にカンタスがロンドンまでの航路、カンガルールートの運航を開始したとき、4日間で9つの経由地が必要でした。それが今では、パースからノンストップで、わずか17時間となる。そして、この革新的な路線を、革新的な航空機である787-9が飛ぶことになる。これまで、オーストラリアからヨーロッパまで直行便の運航がありませんでしたが、これからは大きなチャンスが広がるでしょう。また、旅行者にとっても、ロンドンへのアクセスが非常に便利になる事は素晴らしいニュースとなる。」と述べた。

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