北海道農政部など、道産農産物のテスト輸出でLCC活用 シンガポールでメロンとプルーン販売

スクート

北海道農政部などは、10月11日の札幌/千歳発シンガポール行きのスクートTZ215便で、北海道産農産物のテスト輸出を実施した。北海道による道産農産物の輸出関連事業でLCCを活用するのは初めての取り組み。

輸出したのは、栗山町の日原メロン園のメロンLLサイズ4玉×30ケースと、JA新おたるのプルーン400グラム入り10パック×20ケース。シンガポールの大手スーパーチェーンが展開する高級スーパー「NTUC FairPrice Finest」6店舗で販売する。

輸送コストの検証、輸送時の温度変化などの状況確認、販売状況や試食の反応調査、シンガポールの市場調査を目的としており、結果を踏まえて、航空貨物輸送でのスイートコーンなど他の農産物の輸出や、スクートの経由地である台湾への輸出の可能性を検証する。