スターウッド、マリオットの買収に合意 提案額引き上げで白紙化から一転

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スターウッドホテル&リゾーツワールドワイドは、中国の安邦保険グループ(Anbang Insurance Group)を中心とするコンソーシアムからの買収提案を受け、マリオット・インターナショナルとの合併契約を白紙化すると発表したが、一転し、マリオットが買収額を引き上げたことから、現地時間3月21日に買収に合意したと発表した。

スターウッドの取締役会は、財務アドバイザーのラザードとシティグループ、法務アドバイザーのクラバス・スウェイン・アンド・ムーアと協議の上でマリオット・インターナショナルの買収提案の白紙化を決定していたものの、マリオットとの合併を支持する方針に変わりないとしていた。マリオットは3月28日までに、スターウッドに買収の再提案を行わなければ、安邦保険グループがスターウッドを買収する見通しだった。ホテルへの投資を強化している安邦保険グループが再度買収の提案額を引き上げるかどうかに注目が集まる。

マリオットのスターウッド買収が合意通り行われれば、5,500ホテル以上の110万室を運営することになり、世界最大のホテルチェーンが誕生する。

スターウッドは、約100カ国に展開し、約18万人が働く、世界有数のホテルチェーン。セントレジス、ウェスティン、シェラトン、トリビュートポートフォリオなどのブランドを展開している。安邦保険グループは、中国の保険業界販売などを行うグループ企業。総資産は8,000億元(約14兆円)で、中国31の省市自治区に3,000以上の店舗を展開。顧客は2,000万人以上、海外資産会社も保有する。

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