ルフトハンザ、新ビジネスクラスを一般公開 個室「スイート」と「エクストラスペース」を展示

ルフトハンザ・ドイツ航空は、ドイツ・ベルリンで開催中の旅行見本市「ITBベルリン」で、新型ビジネスクラスを業界関係者向けに公開した。

新客室仕様「ルフトハンザ・アレグリス」として、2024年に受領するエアバスA350型機のほか、ボーイング787型機にも導入を計画している。新ビジネスクラスは、複数の座席タイプを設けているのことを特徴としており、トンプソン・エアロ・シーティングが開発した。

最前列のドア付き客室「スイート」は、高い仕切りとスライドドアでプライバシーが守られている。中央は隣接する2席の仕切りを上下することで、2人での利用にも対応する。モニターは4K対応で27インチの大画面としている。ファーストクラスが設置できない機材であっても、ファーストクラス並みの座席を提供できるとした。

最前列以外の座席にはドアは設置されていないものの、スタッガード配列で個室感が感じられる作り。中央列の「エクストラスペースシート」は、左右のデスクに物が置けるなど、ビジネス利用にも適している。「エクストラロングベッド」は全長2.2メートルのロングベッド、「プライバシーシート」は窓側でよりプライバシーが守られる。「クラシックシート」は通路に面している。

また、乳児連れ向けの「プライバシーシート with ベビー」は最後列窓際に設置。ベビーバシネットを座席横に配置でき、おむつ交換台がある洗面所にも近い。最後列中央の「ダブルシート」は、2席のパーティションを下げることができ、ペアでの利用にも十分なスペースを擁している。