カラカミ、道内3施設の売却報道に声明

Karakami HOTELS&RESORTS

Karakami HOTELS&RESORTSは、北海道内3施設の売却に関する北海道新聞の報道に対し、「当社が発表したものではない」との声明を発表した。

1月25日付の北海道新聞電子版は、洞爺サンパレスリゾート&スパとザ・レイクスイート湖の栖を公共投資顧問に売却し、ニュー阿寒ホテルも売却を検討しているとみられると報じた。2021年4月には定山渓ビューホテルをベルーナに譲渡しており、3施設が売却されれば、道内の運営施設はなくなる。

Karakami HOTELS&RESORTSは、1953年に北海道・洞爺湖町で開業した唐神呉服店が前身。1965年にニュー阿寒ホテルを開業し、宿泊業に進出した。1968年にカラカミ観光、2020年にKarakami HOTELS&RESORTSに社名を変更している。現在は、北海道や宮城、和歌山で温泉リゾートホテル、東京と大阪でビジネスホテルと貸会議室事業を展開している。

2021年3月期の売上高は111億円で、33億9,000万円の最終損失を計上していた。2020年3月期は9,200万円の最終利益を計上しているものの、新型コロナウイルスの影響で大幅に財務体質が悪化していた。