JATA高橋会長、会員企業の不正に「誠に遺憾」 実態調査を実施

日本旅行業協会(JATA)の高橋広之会長は、ワールド航空サービスによる雇用調整助成金、ミキ・ツーリストやジャパンホリデートラベルによるGo To トラベル事業給付金の不正受給について、「誠に遺憾であり、大変重く受け止めている」と話した。

高橋会長は、「一会員企業の問題として片付けるのではなく、今後このようなことが二度と起こらないよう、業界や業界全体でコンプライアンスの徹底に取り組む」として、全会員企業向けに実態調査を行っていることを明らかにした。

コンプライアンスの徹底を図る仕組みを持たない会員企業には、JATAでコンプライアンス基準を作成・提供し、徹底を図るほか、経営者や社員に対して研修などを通じて理解を深めてもらう取り組みも始める。内部通報窓口がない企業では、国土交通省の公益通報窓口があることも周知する。