ブラジルの邦字紙・ニッケイ新聞、12月18日号で廃刊

ニッケイ新聞

ブラジルのニッケイ新聞は、12月18日号をもって廃刊する。

日本からブラジルへは、1908年に運航した移民船によって移住が始まり、戦前戦後を通じて25万人が移住。日本には20万人のブラジル人、ブラジルには190万人の日系人が居住している。

ブラジルの邦字紙は、1947年にパウリスタ新聞、1949年に日伯毎日新聞が創立。1998年に両紙が合併し、ニッケイ新聞となった。サンパウロに本社を置き、週5日、平均8ページの新聞を発行していたほか、PDF版も用意していた。

高木ラウル社長は、日伯毎日新聞の時代から苦しい状況が続いていたことを明かし、「コロナ禍によって購読者は大きく減り、さらに広告も激減しました。それ以前から厳しい状態だった経営は、パンデミックによって完全にトドメをさされました。愛読者の皆様には、本当に申し訳ありません。これ以上、発行が続けられなくなりました」とお詫びし、読者や関係者に謝意を示した。

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