元バニラエアのA320「JA01VA」が離日 ANAでも「32G」として運航

バニラエアや全日本空輸(ANA)で運航されていたエアバスA320型機(機体記号:JA01VA)が11月6日午後、リース期間の終了に伴い羽田空港から離日した。

JA01VAは2013年に製造された機材で、ANAホールディングス(ANAHD)が2014年にAWASとのリース契約で導入。傘下のバニラエアにサブリースされ、2019年まで国際線・国内線で運航された。同社がピーチ・アビエーションに統合されてからは去就に注目が集まっていたが、全日本空輸(ANA)の塗装に変更され、2020年1月から国内線に投入された。客室仕様はバニラエア時代の普通席180席のままで、「32G」仕様と呼ばれていた。

ANAでの運航も今年上半期までに終了し、その後は機体全面を白色に塗り替えた。リースバックに伴うフェリーフライトは11月6日午後2時30分頃、NH9432便として羽田空港の202番スポットを出発。同45分頃に離陸した。まずはソウルの仁川国際空港へ向かう。

バニラエアからANAに移った「32G」仕様機はこのほか、JA02VA、JA03VAの2機があり、両機もまもなく日本を離れるとみられる。