777-300ERファーストクラス、丸ごと自宅にいかが? ANA、「ヤフオク!」で機体部品販売

全日空商事は、ヤフーが運営するネットオークションサービス「ヤフオク!」に、航空機で使用されていた部品やエアライングッズなどを取り扱う「SorANAka(ソラナカ)ヤフオク!店」をオープンする。第1弾として、国際線用ボーイング777-300ER型機で使用しているファーストクラスシートとウインドウフレームを9月21日から出品する。

全日本空輸(ANA)機で使用されていた一点ものの航空機部品などを、現物そのままの状態で販売するもの。第1弾として出品するのは、「国際線ファーストクラスモックアップシート」と「ボーイング777-300ERウインドウフレーム」の2点。

「国際線ファーストクラスモックアップシート」は、国際線ボーイング777-300ER型機の旧仕様機に搭載されている「ANA FIRST SQUARE」のモックアップ。実機に設置されていたものではないが機能面は全く同じで、テーブルを引き出したり、収納スペースを開けたりすることもできる。ただし、電気製品として販売するものではないため電動部分は使用できない。サイズは115センチ×242センチ×131センチ、重さ約400キロ。オークション開始価格は、機種にちなんだ7,730円(税込)。

「ボーイング777-300ERウインドウフレーム」は、2019年から運航されている国際線ボーイング777-300ER型機の新仕様機のファーストクラスとビジネスクラスに設置されている窓枠で、機体修理の際に取り外したもの。サイズは64.5センチ×37センチ×14センチ、重さ約3.2キロ。773円(同)からスタートする。

なお、いずれも送料は落札者負担となる。全日空商事によると、モックアップシートを東京23区内に配送する場合は、落札金額に加えて約30万円かかるという。

全日空商事はこれまで、ANA機で使用されていた部品を商品として加工したものを「ANAコレクターグッズ」として公式ECサイト「ANASTORE/ANAショッピングA-style」で販売してきたが、利用者から「商品として加工されていない航空機部品がほしい」という声を受け、現物そのままの部品を販売することを決めたという。従来の定額販売とは異なるオークション形式で取り扱うことについて、全日空商事 事業創造室 新規事業開発チームの田村譲マネージャーは、「価格が決まるまでの過程を含めて興味・関心を持ってもらいつつ、『面白いことをやっているな』と感じ取っていただければ」と狙いを説明する。落札額の目標は「設定していない」としつつ、「もちろん会社の業績への貢献という部分はある。黒字化に寄与できれば」とした。

商品の選定については、「やるからには一発目を珍しいものを用意したほうが」と、上位クラスの部品に絞って選んだ。第2弾は国際線ビジネスクラスモックアップ(スタッガード)、ボーイング747-400型機(機体記号:JA8094)の1/25スケールモデルプレーン」、ボーイング747-400型機(同:JA8094)の機体識別版の3点を出品し、その後も1か月に1回程度、2〜3点ずつ取り扱う計画。航空機以外の部品についても今後、グループ内で募集して探していきたいという。

▲第1弾として出品する「国際線ファーストクラスモックアップシート」

▲第1弾として出品する「ボーイング777-300ERウインドウフレーム」

▲「ボーイング777-300ERウインドウフレーム」の裏側(機外側)