アメリカの航空会社、コロナ拡大後初の税引後利益を計上

アメリカ運輸省は、2021年第2四半期(2021年4月〜6月)に、アメリカの定期便を運航する航空会社全体で、新型コロナウイルスの感染拡大後初となる税引後利益を計上したことを明らかにした。

税引後利益の計上は、2019年第4四半期以来。新型コロナウイルスの感染拡大前、2020年第2四半期が110億米ドル、2020年第3四半期は118億米ドル、2020年第4四半期が70億米ドル、2021年第1四半期が42億米ドルのいずれも税引後損失を計上していた。一方で、2021年第2四半期の税引前の営業損失は36億米ドルだった。

営業収入の内訳は、運賃が207億米ドル、手荷物料金が14億米ドル、予約変更手数料が1億3,720万米ドルだった。営業費用の内訳は、燃油費が55億米ドル、給与が125億米ドルだった。

60席を超えるように設計された航空機や、積載量が18,000ポンドを超える乗客と貨物を運ぶ能力を備えた航空機を1機以上保有する航空会社に対し、財務データの提出を義務付けている。