中央線、東西それぞれで大雨被害 16日も「あずさ」「しなの」運休

JR東日本とJR東海は、大雨の影響で中央線の線路施設に被害があり、一部区間で運転できなくなっていると明らかにした。きょう8月16日も、特急「あずさ」「しなの」のほぼ全列車が運休する。

JR東日本は、中央線(中央東線)の小淵沢〜塩尻間と岡谷〜辰野〜塩尻駅間(いわゆる旧線)での大雨の影響で、16日もこの区間の終日運休を決めた。バスによる代行輸送も実施しない。運転再開見込は立っていない。画像は同社提供の同路線の状況で、レールを支える路盤が流れ出すとともに、線路の上に多数の漂着物があることがわかる。

この影響で、16日の特急「あずさ」は運休する。なお、特急「かいじ」は運転予定で、千葉〜新宿〜甲府駅間で、「あずさ」の一部列車に限り運転する。

JR東海は、16日も中央線(中央西線)の高蔵寺〜塩尻駅間で、16日も終日運転を取りやめる。古虎渓駅で土砂流入があり、撤去作業を行う。高蔵寺~南木曽駅間の運転再開は17日以降を予定している。南木曽~塩尻駅間は線路設備に損傷があったが、運転再開の見通しは立っていない。16日の特急「しなの」は運休する。