香港、隔離期間が7日間に短縮可能に 空港でコロナ抗体検査

香港国際空港(HKG)

香港政府は8月18日から、香港国際空港にて抗体検査を実施すると発表した。日本からの入国の場合、新型コロナウイルスの抗体が確認されれば、隔離期間が7日間に短縮される。

香港では8月9日から、香港の住民(居民)以外であっても、ワクチンの完全接種(規定回数の接種完了後から2週間)を条件に日本などからの入国を受け入れている。一方で、ワクチンを完全接種していても、指定検疫ホテルで14日間の検疫をすることなどが必要とされていた。

8月18日以降、香港国際空港で血清の抗体検査を行い、陽性(新型コロナウイルスの抗体がある)と認められた場合は、検疫期間を7日間に短縮する。抗体検査は、結果がわかるまで検査後約2日間必要だが、抗体があると認められた場合は、7日間で検疫を終了し、宿泊しなかった検疫ホテルの料金を払い戻す。抗体検査は自己負担で、検査料金は未定で、民間の検査機関が検査を実施する。出発前に検査の登録や支払いが必要となる。

なお、抗体検査を行うかどうかに関わらず、搭乗時までに14泊以上の指定検疫ホテルの予約が必要で、書類などの各種要件を遵守しない場合は、香港行きへの搭乗を拒否する。

なお、香港の住民は、香港出発前に香港政府指定の香港の検査機関で過去3か月(91日)以内に血清学的抗体検査の陽性結果を取得し、搭乗時に接種記録や抗体検査陽性結果証明を提示した場合、検疫期間が同じく7日間となる。

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