京急、「ドレミファインバータ」7月20日で運行終了

京浜急行電鉄(京急)は、通称「ドレミファインバータ」を搭載した新1000形の運行を7月20日をもって終了したと発表した。

「ドレミファインバータ」は、モーター制御時のノイズが音階に聞こえるよう調整された制御装置。1998年にデビューした2100形と、2002年から導入された新1000形の一部編成に搭載され、「歌う電車」として親しまれた。その後、車両の機器更新により2008年12月から徐々に数を減らし、新1000形のうち1編成(1033編成)が残るのみとなっていた。

その1033編成も更新時期が決まり、7月18日には品川駅〜久里浜工場間で貸切のさよなら運転を実施。19日と20日は通常の定期列車として運用され、同日で運行を終了した。

京急は、「ドレミファインバータ」のサウンドを楽しめるコンテンツを今後検討するとしている。