海外在留邦人対象のワクチン接種、羽田・成田空港で実施 8月から

政府は、日本に住民票を有しない海外在留邦人を対象としたワクチン接種を、8月1日から開始する。

転出届を提出済みで、接種日に12歳以上である人が対象となる。羽田空港と成田空港の入国後エリアに設置する特設会場で接種を実施する。特設予約サイトは7月中旬〜下旬ごろに開設する。費用は無料であるものの、渡航費用や滞在費用は本人負担となる。

両空港到着後、検疫や入国手続、荷物の引取りを経て、到着当日に接種を受ける場合には、予約完了時にそうふされた接種会場案内に示された会場に向かう必要がある。到着日以外に接種する場合には、公共交通機関不使用などのルールに従って、会場に向かう必要がある。

所属企業などの職域接種会場でのワクチン接種を希望する場合、7月2日以降に所定の手続きを経た後、職域接種会場でのワクチン接種も可能となる。職域接種ではモデルナ製ワクチンを使用することから、18歳以上が接種対象となる。

いずれのワクチンも2回の接種が必要で、特設サイトでは2回分の予約ができる。終了時期は2022年1月上旬を予定している。