羽田1タミに「どさんこプラザ」 保安検査場正面、人気のソフトクリームも

羽田空港第1ターミナルに6月10日、北海道の公式アンテナショップ「北海道どさんこプラザ羽田空港店」がオープンする。

都内では有楽町店、池袋店、吉祥寺店に次ぐ4店目で、羽田空港第1・第2ターミナルビルを運営する日本空港ビルデングと札幌丸井三越の共同運営方式となる。場所は2階出発ロビー南ウイングの保安検査場C正面付近。2フロアに分かれており、約273平米の店内に物販や観光紹介コーナー、軽飲食スペースが入る。

1階では北海道の水産品や菓子、酒類などの特産品のほか、空輸した新鮮な農産物などを販売。店内加工のイクラ丼なども取り扱うほか、他店舗で人気のソフトクリーム販売コーナーも設ける。また、道外での販売開始から1年以内の新商品を取り扱うコーナーを展開し、道内企業のマーケティング支援につなげる。インテリアの一部には道産のミズナラやトドマツを使用し、道産木材をPRする。

2階には観光情報やアイヌ文化、行政情報を発信するコーナーを設置。展示品や映像で道内の情報を発信する。また、ビアホールを運営するサッポロライオンの新業態店舗「ノースカフェ&BEER」が出店し、道産食材を使用したホットドッグなどの軽食やビールを提供する。座席スペースは「デジタル森林浴空間」として、北海道の大自然を音と映像で体験できる2面の大型スクリーンと5.1chサラウンドシステムを設置する。

北海道の担当者は羽田空港店を「有楽町店に並ぶ旗艦店にしていきたい」と意気込む。「日本のゲートウェイである羽田空港で北海道ブランドを国内外に発信する絶好のチャンス」と捉えており、コロナ禍後には中華圏などからのインバウンド客の利用も見込んでいるという。

緊急事態宣言期間中の営業時間は、1階が午前7時から午後7時まで、2階は午前11時から午後7時まで。

▲羽田空港第1ターミナルにオープンする「どさんこプラザ羽田空港店」

▲1階物販コーナー

▲1階物販コーナーで取り扱う道産農産物

▲2階アイヌ文化情報コーナー

▲2階「ノースカフェ&BEER」

▲2階「ノースカフェ&BEER」で提供するメニュー例。「白のエスカロップ」(奥)、「道産ソーセージのホットドッグ」

▲羽田空港第1ターミナルにオープンする「どさんこプラザ羽田空港店」