川崎重工業、関空に自動PCR検査ロボットシステムを設置

川崎重工業は5月20日、関西国際空港第1ターミナル4階に、自動PCR検査ロボットシステムを設置した。

世界標準のリアルタイムRT-PCR検査方式を採用し、無人の自動ロボットにより約80分で検査ができる。遠隔で監視し安全性を確保しながら、運用を簡易化、省人化できるとしている。検査システムは40フィートコンテナに収まるサイズで、コンテナとしての移動もできる。このシステムは藤田医科大学との共同研究で有効性が確認されており、3月から実検査に使用されている。

1日16時間稼働させた場合には、最大2,500検体の検査ができる。今夏にも、国際線出発客を対象とした検査開始を目指している。