首都高速道路、都心環状線の呉服橋・江戸橋出入口を廃止

首都高速道路は、都心環状線の呉服橋・江戸橋出入口を、5月10日午前0時をもって廃止した。

神田橋ジャンクション(JCT)〜江戸橋JCT間の約1.8キロを地下ルートで整備する、首都高速道路日本橋区間地下化事業の実施に伴うもの。2040年の開通を目指す。

日本橋川上空の首都高速道路は、都心部の渋滞解消のために建設され、東京オリンピックの開催前の1963年に開通。現在この区間は、1日あたり10万台が走行することから、鋼橋の接続部や支承部に披露亀裂が見受けられるなど、構造物の損傷が激しく、更新が必要な状態となっている。日本橋川周辺は、国家戦略特区の都市再生プロジェクトに位置づけられており、立体道路制度を活用し、建物の地下にトンネルを整備することで、構造物の更新を図る。

これに伴い、一部のバス会社では、運行経路を変更することを発表している。

首都高速道路では、近隣の出入り口を使用するよう求めている。