JR東日本、設備投資に6,740億円 2021年度計画

E235系1000番台

JR東日本は、2021年度の設備投資計画を発表した。連結で6,740億円(前年度実績比約180億円減)、単体で5,510億円(同約160億円増)の設備投資を計画している。

輸送サービスでは、ホームドアの整備や大規模地震対策、被災した北陸新幹線のE7車両の新造、乗務員訓練用シミュレーターの訓練可能エリアの拡大や改良、ワンマン運転の拡大、レール輸送用新型気動車や女性社員用設備の導入、横須賀・総武快速線のE235系車両の増投入、川崎火力発電所の一部設備の更新を行う。

生活サービスでは、「カワサキデルタ JR川崎タワー」や「MEGURO MARC JR 目黒 MARCビル」の工事を進めるほか、品川や渋谷駅などの大規模ターミナル駅の開発を進める。「エキュート大宮 ノース」などの駅ビル、エキナカ店舗のリニューアルのほか、シェアオフィス事業「STATION WORK」の展開も推進する。「tekute せんだい」や「ホテルメトロポリタン 秋田 ノースウイング」の開業を通じ、地方中核都市の魅力づくりも進める。

ITやSuicaサービスでは、MaaSを東北6県8エリアで展開するとともに、JR東日本アプリやRing Passの開発を継続する。JRE POINTの利用も拡大する。また、地域連携ICカードの導入により、ICカードが利用できる地域交通機関を拡大していくとしている。