成田・羽田空港で顔認証搭乗「Face Express」開始 4月から実証実験

成田国際空港と東京国際空港ターミナルは、顔認証による搭乗手続き「Face Express」の実証実験を、成田国際空港と羽田空港で4月13日から開始する。

乗客が顔写真を登録することで、搭乗手続きや手荷物の預け入れ、保安検査場、搭乗口で、搭乗券やパスポートを提示することなく、通過や手続きができるようになるもの。日本電気(NEC)の生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証技術を搭載したシステムを活用している。

成田国際空港では、全日本空輸(ANA)と日本航空(JAL)が対応する。第1ターミナルのチェックインカウンターCと搭乗口51〜57A、第2ターミナルのチェックインカウンターKと搭乗口61〜66・71・81〜83・91〜93に機器を配置する。

羽田空港では、国際線を運航する各航空会社が対応する。第3ターミナルのチェックインカウンターD・E・G・H・I・Jと、第2ターミナルのチェックインカウンターP・Q・T、いずれのターミナルも全ての搭乗口に機器を配置する。

世界的に、顔認証による搭乗システム「OneID」の導入が進んでいる。両空港では、「Face Express」としてサービスを展開する。7月にも本格運用を開始する。