香港とロサンゼルスの両空港、デジタルヘルスパスのトライアル実施

香港空港管理局、ロサンゼルス国際空港などは共同で、デジタルヘルスパスのトライアルを実施した。

キャセイパシフィック航空の乗務員が乗客役となり、香港国際空港のテストセンターで新型コロナウイルス検査を受けた後、モバイルアプリを通じてデジタルヘルスパスという形で乗客に送られた検査結果を、航空会社のスタッフに提示して搭乗手続きを行う。ロサンゼルス到着後には、入国時にデジタルヘルスパスを提示し、確認を受けて入国する。

トライアルは、キャセイパシフィック航空、デジタルヘルスパスを開発するコモンズプロジェクト、新型コロナウイルス検査を実施するプレネティックス社と実施した。

香港国際空港では、世界の主要ハブ空港と協力し、紙面の書類の信頼性、国や地域によって多様化した入国要件、書類確認のための乗客の長蛇の列、航空会社係員のチェック業務の煩雑化などの課題解決のため、デジタルソリューションの導入を促進している。