宮城県で震度5強 東北新幹線一部運転見合わせ、仙台空港では滑走路閉鎖

20日午後6時9分頃、宮城県で震度5強を観測する地震が発生し、東北新幹線は一部区間で運転を見合わせている。仙台空港では滑走路を閉鎖し、発着便が目的地を変更するか、欠航となった。

気象庁によれば、この地震の震源は宮城県沖、牡鹿半島の北東20km付近で、震源の深さは約60km 。地震の規模を示すマグニチュードは7.2と推定される。

この地震で、震度5強を宮城県北部、宮城県南部、宮城県中部で、震度5弱を岩手県沿岸南部、岩手県内陸南部、福島県中通り、福島県浜通りで観測した。また、震度4の揺れを東北や関東甲信越で観測した。また、気象庁は津波注意報を宮城県沖に発表している。

この地震の影響で、JR東日本は、午後7時現在、東北新幹線の大宮と八戸の間で運転を見合わせている。また、東北地方の広い範囲の在来線でも運転を見合わせている。運転再開見込がたっていない線区もある。

仙台空港は、滑走路を一時閉鎖している。また、仙台空港の公式ツイッターアカウントによれば、従業員や乗客が避難したとしている。

各社の発着情報などによれば、この滑走路閉鎖に伴い、地震発生時に飛行中であった大阪/伊丹発仙台行きの全日本空輸(ANA)737便は羽田空港に、大阪/伊丹発仙台行きの日本航空(JAL)2213便は山形空港に、神戸発仙台行きのスカイマーク156便は出発地の神戸空港に、札幌/千歳発仙台行きエア・ドゥ110便は出発地の新千歳空港に、福岡発仙台行きのアイベックスエアラインズ(IBEX)17便と沖縄/那覇発仙台行きのピーチ・アビエーション422便は新潟空港に発着地を変更(ダイバート)した。